クリスチャン・ディオール展@装飾美術館(パリ1区)Christian Dior, couturier du reve a Musee des arts decoratifs Paris 1er
20 juillet 2017
ムッシュディオールから始まり、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、そしてマリア・グラツィア・キウリが表現する、メゾンのエレガンスが一堂に会して圧巻。どのデザイナーもいいけれど、やっぱりムッシュディオールが描いたラインが際立って美しい。彼は詩人だったんだなぁ、としみじみ。わずか10年ほどの短い期間に彼が産み出した、あふれんばかりの美を目の前に、心が震える。
300点以上ものオートクチュールを始め、アクセサリー類や写真、映像なども含めると、とんでもない数の展示品。一つ一つが素晴らしく、質感がみっしりある感じで、見るのも大変。
300点以上ものオートクチュールを始め、アクセサリー類や写真、映像なども含めると、とんでもない数の展示品。一つ一つが素晴らしく、質感がみっしりある感じで、見るのも大変。
後半は、ブティックやアトリエ、そしてデフィレの世界観をたっぷり喚起する構成。
会場の装飾美術館始まって以来の全館3000㎡を使った、超巨大なエクスポジション。普通の充実したエクスポの、3倍近い充実度。今日は2時間くらい見て回って、へとへと、でも感動の極み。セノグラフィーが本当に上手で、音やライティングも含め、スペクタクルとしての楽しさもものすごくレベル高い。1日いても飽きないでしょうね。
ありえないような素晴らしい内容の企画展。誰が仕掛けたんだろう、と気になる。装飾美術館?ちがうよね、メゾン・クリスチャン・ディオール?うーん、そうかもしれないけど、この、来場者を驚かす大規模な仕掛けというか演出は、どうもベルナール・アルノーっぽい匂いがするんだよなぁ。いずれにしても、こんなすごいものを見せてくれて、感謝感謝。
http://www.lesartsdecoratifs.fr/francais/musees/musee-des-arts-decoratifs/actualites/expositions-en-cours/mode-et-textile/christian-dior-couturier-du-reve/
1月までやっているので、あと何度か来て、今度は少しずつ、じっくり見て回ろう。
by yukinokano2
| 2017-07-22 00:29
Journal de Yukino KANO, journaliste culinaire. パリ在住ライター加納雪乃が綴る、フランス食文化を中心にした、おいしい日々の記憶。文章&写真の無断転載禁止。
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