Paris Gourmand パリのおいしい日々2

カテゴリ:アート( 81 )




パリ国立オペラ座 エフゲニー・オネーギン(パリ12区)Opera de Paris Eugene Oneguine

22 mai 2017

Un des meilleurs opéra de ma vie.
Annna Netrebko, plusque parfaite! Elle est un ange… Les trois hommes, pas mal du tout. La mise en scène & lumière & costume, bravo!
パリ国立オペラ座、エフゲニー・オネーギン。極上のソワレ。
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ネトレプコは天使か女神か。彼女の美声に、広大なオペラ・バスティーユの空気が震えた。今まで見たネトレプコで最高。歌も多くてたっぷり聴けて、ただただ至福。失恋して泣いちゃうところ、可愛いすぎ。オペラ関係の知り合いは、”タチアナを歌うにはちょっともう歳が、、、”なんて言っていたけど、全然そんなことない。
オネギン、レンツキー、グレーミンの男性3人も全くもって悪くない。見た感じもシュッとしていて、ほとんどバレエのオネギンの世界。
ヴィリー・デッカーの演出は、シンプルで抽象的、かつシーンを見事に表現していて秀逸。細かいポイントの演出力にぐっとくる。ライティング、衣装を含めて、見事な舞台。
オケはまあ、もともと期待していないのでこんなものでしょう。だけど、チャイコフスキーのメロドラマ調の音楽と台本には感動せずにはいられないし、なにより、ネトレプコのこの世のものと思えない美声と演出系のレベルの高さで、人生のオペラ体験の中でベスト5に入る素晴らしさ。これでオケがよければ、ベスト3にはいるのに(笑)。
ネトレプコなのに、なぜかチケットがまだ残ってる。もう一度観に行こうかと、ただいま真剣に思案中。
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by yukinokano2 | 2017-05-25 19:54 | アート | Comments(0)

シュタッツカペレ・ドレスデン、パリ公演 Sachsische Staatskapelle Dresden a Paris

19, 20 mai 2017

19 mai:

Sachsische Staatskapelle Dresden & Christian Thielemann. J’adoooore cet orchestre. Bienvenu a Paris!!
Quatre derniers Lieder avec Renee Fleming et Une sympahonie alpestre. Hommage a Monsieur Strauss qui a béni cet orchestre avec beaucoup de ses pièces.
シュタッツカペレ・ドレスデン&首席指揮者クリスチャン・ティーレマン、パリ公演@シャン・ゼリゼ劇場。待ってました〜😆
ドレスデンはゼンパーオパーを本拠地とする、世界屈指のオーケストラ。創立1548年というとんでもない歴史を持っている。
2年くらい前にドレスデンに行った時、この美しいオペラハウスに三晩通って、噂通りのオケのレベルと抜群の音響に興奮した。半年くらいドレスデンに住みたい、としみじみ思った。
今夜はオールシュトラウスプログラム。このオペラハウスは、シュトラウスのオペラをたくさん&ワーグナーも二つ初演している、二人のリヒャルトから愛された世にも幸せなオペラハウス。
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前半は、「最後の4つの歌」を、ルネ・フレミングで。
んー、声の響きはきれいだけど、ちょっと通らないというか、グラグラで不安定というか。期待が高すぎたかな。それとももう最盛期をすぎちゃっているのかなぁ。予習をジェシー・ノーマンでやったので、そちらがよすぎたのかもしれない。去年、バイエルン国立オペラ菅&ペトレンコ&ダムラウで聴いた時のほうがよかった。
ティーレマンが、かなりフレミングに気を使いながら振っているのがおかしい。
このクラスのソプラノになると、衣装もそれはそれは見事。美人さんだし、衣装がよく映える。

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後半は「アルプス交響曲」。1915年に、このオケが、シュトラウス自身の指揮で初演している。
ドレスデンで聴いた時同様、深みがあり決して饒舌になりすぎないアンサンブルと、金管&木管がすばらしい。特にホルンには脱帽。深みのある柔らかな調べもいいし、軽やかで軽快な(ホルンなのに)パッサージュも抜群にうまい。
たくさんの管に加え、ウィンドマシーン、カウベル、サンダーマシーンにオルガン、チェレスタと、盛りだくさんの137人。舞台ぎゅうぎゅうぎっしりで、せっかくの大音量が、ステージの中にこもりがちなのがもったいない。こういう大きな曲こそ、フィルハーモニーみたいなホールで響かせて欲しい。
めまぐるしくパートが入れ替わる管を追うのが楽しくて、ティーレマンの指揮になかなか目がいかない。端正に理知的に、ついにここで感情が爆発するかな?という時に、ふっとまた理性に戻るような、どっぶりとドイツ的なこのオケに似つかわしいドイツ人。
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終演後、フレミングのサイン会。
とても気さくに、笑顔をたたえながらファンと言葉を交わしたりたくさんサインをしてくれている。いい人だ、と聞いたことあるけど、そんな人柄がにじみ出てる。そして彼女は左利き。
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20 mai:

Sachsische Staatskapelle Dresden & Christian Thielemann, a nouveau💕
Apres deux soirée de mon cher orchestre, maintenant Tannhauser de Petrenko&Bayerische Staatsoper en streaming (seulement le son mais quand-même!) et demain soir, c’est Netrepko dans Onegin a Opera Bastille. Vive la musique!
二日続けて、シュタッツカペレ・ドレスデン&クリスチャン・ティーレマンパリ公演。二日もやってくれるなんて、ありがたい。
今夜は、フォーレとシェーンベルグの”ペレアスとメリザンド”聴き比べと、ラヴェル”ピアノコンツェルト1番”。
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フォーレはプレリュードだけ。柔らかく叙情に満ちた音に続き、拍手なしにラヴェルの軽快な作品へと続く。
ピアノは、2011年に20歳でチャイコフスキー国際コンクールグランプリを獲得した、若手ホープ、ダニール・トリフォノフ。時にうっとり目をつぶって、時に微笑みを浮かべながら、時に鍵盤に覆いかぶさるように鼻息も強く立てながらの表情豊かな演奏は、確かに技術すごい。コンクール感満載。これからもっと表現力磨いていくのでしょうね。2楽章のピアノ&コーラングレの掛け合いが、たまらなく素敵。
ドレスデンの、ラヴェルなのに軽やかでツヤツヤではなくしっとり落ち着いた音色にあっている。と、後で調べたら、このオペラハウスのレジデンスピアニストをやっているそう。なるほど相性いいはずだ。オケのつけ方もティーレマンの振りも、前夜のフレミングに対するのに比べてずっと自然体なのも納得。
アンコールは長めの曲(なんだったんだろう?)を本気弾きで、リサイタル状態。
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後半、シェーンベルグの”ペレアスとメリザンド”は初めて聴く作品。予習では全然ピンとこなかったけど、生で、かつこの手の作品を上手に表現出来るドレスデン&ティーレマンだと話は違う。最初から最後まで、おぉぉぉ! ワーグナー的、という説明も完全に納得できた。このオケはやっぱりワーグナーを聴いてみたい。
重心が低いどっしり構えた太く厚い見事な弦の土台に、様々な菅がこちらも骨太な音を積み上げる、独特な音色。夢想ではなく、思索であり哲学。太陽のきらめきや木漏れ日ではなく、深い森に湧き上がる幻想的な濃い霧。
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二日連続の大好きオケの演奏会の翌日は、ライヴストリーミング(音だけだけど)で、バイエルン国立オペラ&キリル・ペトレンコで、新作タンホイザー初日を聴く💕 明日は、パリオペラ座でアンナ・ネトレプコが歌うオネギンだし、連日の極上音楽三昧で嬉しいな♪





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by yukinokano2 | 2017-05-22 01:22 | アート | Comments(0)

パリ国立オペラ座バレエカニンガム&フォーサイス&ジェレミー・ベランガール引退公演 Ballet de l'Opera de Paris

9,13 mai 2017

9 mai:
Belingard/Cunningham/Forsythe.
J’ai choisi cette date pour voir Ludmila, Eleonora et Francois. Hélas, personne s’est montre sur la scène😢
Heureusement, extraordinaire Jérémie était la. Lui et sa pièce étaient sublimes, tout simplement! Il me manquera beaucoup…
Bravo a Hana, Lydie et surtout a Pablo dans Herman Schmerman.
9日。
オペラ座バレエ。カニンガム・フォーサイスプログラム。アメリカ人振付家対決だね。
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リュドミラとエレ&フランソワが見たくてこの日にしたのに、全員揃って欠席って、、😢
カニンガムのウォークアロウンド・タイムは、私には知的すぎ。マルセル・デュシャンとジャスパー・ジョーンズの勉強し直そう。なんとも言えない50分間の果て、いくつかのブーイングとともに幕。隣人は30分くらいで途中退席。見るのが耐えられなかった?と聞いたら、トイレに行きたかっただけ、と。ほんとかな(笑)?
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フォーサイス2作品は、ダンサーたちが役不足すぎる。トリオ、リュドミラがいればキュッと引き締まったでしょうに、彼女がいないと、ファビアンとシモンの頑張ってフォーサイスっぽくしてます!感が強すぎてバタバタするだけ。この二人、もう少し期待していたのだけど。
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ヘルマン・シュメルマンの主役二人は、フォーサイスに必要な遠心力ゼロ。クインテットの5人の方がずっとよく、特にパブロはブラヴォ!彼、去年のフォーサイス作品もすごくよかったっけ。ハナちゃん、リディーといったフォーサイスを踊れるダンサーも揃い、ほんと、クインテットに救われた。ああ、フランソワ&エレで見たかった、、。

昨夜の4作品中、唯一感動したのは、最初に上演されたジェレミー・ベランガールのスケアリー・ビューティー。土曜日に引退してしまう、大好きエトワール。野生動物の美しさとしなやかさを彷彿させる抜群の存在感と強烈な動きを持つ、オペラ座の主流から外れたダンサー。もうかなり前からオペラ座の舞台にはほとんど立たず、音楽やもっと自分らしさを生かせる舞台活動をしていた。去年、彼の”世界の終焉へのパラード”を見たとき、彼がオペラ座で踊らなくなった理由が、残念ながらよくわかったっけ。
今回、彼が引退公演として自ら振り付けた独り舞台は、パラード同様、渋谷慶一郎が音楽で、3Dヴィジュアル満載の美しい作品。真っ赤な衣装は、パトリック・デュポンの当たり役だったア・スイット・オヴ・ダンスのだよね、多分。後半は、ジェレミーの最高の舞台だったアルルの女のステップを思い起こさせる振り付けも。
ジェレミーにしかできない、肉体が独自の思考を持って周囲の空気の質感を変えるような独特で美しい動き、それにぴったり共鳴するそれはそれは美しいヴィジュアルに陶然としつつ、土曜日を最後にジェレミーをこの劇場で見られなくなる、と思ってちょっとウルウルするしてしまう。
ジェレミーに尽きる夜だったな。
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13 mai;
Les Adieux de Jeremie Belingard.
J’adore ce danseur atypique depuis qu’il était coryphee. Puck de Songe de Neumeier, Pas/parts, Wuthering Heights, Bella Figura et son inoubliable L’Arlesienne….
Merci beaucoup Jeremie pour toutes ces sensations.
13日。
オペラ座バレエ、ジェレミー・ベランガール引退公演。
9日は、ジェレミー振り付けのスケアリー・ビューティーが最初に付け足されたけど、今日はやっぱり最後に付け足された。
カニンガムのウォークアラウンド〜は、前回よりは楽しめたかも。デュシャンについて少し勉強したのと、真ん中部分が前回より面白い構成になっていた。
フォーサイス、トリオは前回と全く同じ印象。ハンマーは、期待していたユゴ&ハナちゃん思ったよりより普通、前回同様、パブロが圧巻のキレ。彼、ほんとにフォーサイスが似合う。今後が楽しみ。
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そしてジェレミーのアデュー公演。
ヴィジュアルと音楽とダンスのジャズセッションのような、見事な自作が引退作品。ふた昔前のオペラ座だったら、こんな作品絶対上演不可能だった。この作品での引退を叶えてくれたオレリーに感謝、なのかな。
幻想的で美しい20分が終わり、アデューのスタート。二人の息子たちは、2年前のオレリーのときにも登場し、2度もアデュー体験してる(笑)。”幼い頃に両親の舞台で体験したアデューが楽しくて、ダンサーに、エトワールダンサーになりたいと思ったんです”なんて、20年後くらいに言ってくれたら面白いのに(笑)。
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オペラ座の王道とは完全にかけ離れた、ある種異端の道をずっと歩んできたジェレミー。野性的で、しなやかでプリミティフな美しさを持つキレのある動きで、最愛ダンサーだったカデールにちょっと近い雰囲気を持っていた。
ノイマイヤー夏の夜の夢のパック、キリアンのベラ・フィギュラ、フォーサイスのパ・パーツ、カデールの嵐が丘、そして見るたびに涙あふれたプティのアルルの女、、。あの感動は一生忘れない。過去の振付家より生きている振付家の作品が似合い、彼らの琴線を揺らし、彼らに焦がれられるダンサーだった。
たくさんの感動をありがとう、ジェレミー。
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by yukinokano2 | 2017-05-16 02:12 | アート | Comments(0)

ダリダ衣装展(パリ16区) Exposition de Dalida Paris 16eme

13 mai 2017

“Dalida, une garde-robe de la ville a la scene”. Extra!!!
”ダリダ 普段着から舞台衣装まで”展。場所はもちろんガリエラ宮。
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死後30年を記念して、往年の麗しの歌姫の、普段着からショーコスチュームまでを一堂に。60〜80年代に、カルヴァンやディオール、アザロなどが、完璧な顔と肢体を備えたダリダに作った、エレガントで愛らしい普段着から、まばゆいばかりの舞台衣装まで。この時代の、生地の美しさカッティングの見事さ、そしてレースやスパンコール、刺繍などのあしらい方って、本当に素敵だ。アクセサリーや靴、サングラスなんかも展示されていて、圧巻のラインナップ。
大好きなオペラ演出家ロバート・カーセンによるセノグラフィーは、ダリダのレコードジャケットをふんだんにあしらったり、ダリダのショーの映像、そしてレコードを舞台に見立てたりなど、ワクワク感たっぷりのすごくいい演出。去年は、”ルイ・ヴュイトンの旅への誘い”のセノグラフィーもやって、そっちもよかったっけ。カーセンのセンス、ほんと好き。
ダリダは名前くらいしか知らないけれど、写真で見る歌姫は本当に美しく、映像に流れる歌もなんだか素敵。ちゃんと聴いてみたいな。
再訪必至。極上の展覧会、お見逃しなく。
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http://palaisgalliera.paris.fr/fr/expositions/dalida-une-garde-robe-de-la-ville-la-scene




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by yukinokano2 | 2017-05-14 17:59 | アート | Comments(0)

パリ国立オペラ座バレエ バランシン・ロビンス・シェルカウイ&ジャレ(パリ9区)Ballet de l'Opera de Paris

03, 06 mai 2017

Opera de Paris. La Valse de Balanchine, En Sol de Robbins , Bolero de Cherkaoui/Jalet.
Très contente d’avoir revue En Sol que j’aime beaucoup avec ce charmant couple ainsi très bon corp de ballet. Ludomila nous a beaucoup manque… Qu’elle danse la semaine prochaine dans Forsythe.
5月3日。
パリ国立オペラ座バレエ「バランシン、ロビンス、シェルカウイ&ジャレ」。
ワルツ・ノーブル・エ・サンチマンタル&ラ・ヴァルス、コンツェルト・アン・ソル、ボレロ。ラヴェル尽くし、指揮者もフランス人な、愛国心あるプログラム。
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バランシン「ラ・ヴァルス」。オペラ座で初めて見る。ということは20年以上も、上演していないということかな?
洗練された軽やかなワルツ、のイメージを持つ作品だけど、今夜はうぅぅぅ〜ん。なんかみんな、カチカチでこわばっている感じで、ワルツを楽しんでいる雰囲気がない。NYCBの映像のほうがずっと見応えある。リュドミラを見るべくこの配役選んだのに、直前怪我でドロテに変更、、。ドロテ悪くないけど、リュドミラが見たかった。第一配役に期待しましょう。
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ロビンス「アン・ソル」。「ザ・コンサート」と並んでロビンスの大好き作品。でもこれも、なかなか上演してくれなくて7〜8年ぶりくらい?もっと?前回はマリ=アニエスやニコが最高だった。
このピアノコンツェルトは大好きだし、アールデコの巨匠エトレが手がけた舞台&コスチュームも素晴らしく、ロビンスのミュージカル的なチャームにぴったり。
2週間前、ショヴィレのガラでグダグダだったミリアム&マティアス、今回はちゃんと本領発揮。初日が苦手な二人なので最高の状態ではないにせよ、コールもかわいいし十分満足。
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ラストは3年くらい前にオペラ座で誕生したシェルカウイ&ジャレの「ボレロ」。21世紀のボレロは、映像と鏡を駆使したシュールな魅力がある作品。ダンサーは誰でもいいと思う。初演時は確かエトワール4人も配役したけど、だれが誰だかわからない部分が多かった。
無機質な宇宙の中に浮遊する有機質なダンサー、なイメージで、音楽とジヴァンシーのリカルド・ティッシによる衣装と合わせて、作品としてのよくできている。舞台上より鏡の中を見ているほうが浮遊感がより強まって魅力的かも。
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昨夜面白かったのは、指揮者のマキシム・パスカル。85年生まれの若い指揮者。若いからなのか、その身振り手振りが恐ろしく大きい。口ずさみや鼻息も。彼のすぐ後ろの席、辛かっただろうなぁ(笑)。がむしゃら感満載だけど、なんやかんやと上手にオケをドライブ。特にボレロの盛り上げ方、なかなかいい。ついつい、舞台から目をそらして彼の振りを見てしまう。プレートルやブーレーズを失ったフランスの、未来の巨匠になるといいね。
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Opera de Paris. La Valse, En Sol, Bolero, la 1ere distribution.
Beaucoup mieux pour La Valse avec suaves/gracieux Mathieu&Dorothee. Très beau En Sol avec la beauté absolue de Germain et mignonnne Leonore. Je veux voir En Sol avec Josua aussi…
Ce programme tout Ravel est vraiment génial. On apprécie vraiment les musiques et les danses qui vont parfaitement bien aux musique!
5月6日。
オペラ座バレエ「バランシン、ロビンス、シェルカウイ&ジャレ」。ファースト配役。
ラ・ヴァルス、断然こっちの配役がいい。ドロテ&マチューの優雅な気品と美しさにうっとりする。この作品の美を際立たせてくれる二人に加え、ユーゴの持ち前の柔らかな気品、骨格がバランシンに合っているハナちゃんやオドリックも、舞台映えする。
アン・ソルは、新エトワールカップル。レオノール、上手でかわいいけど、ミリアムみたいな情緒と叙情が第二楽章でもう少し欲しい。手首使いもミリアムに及ばない。ジェルマンがすごくよくてちょっと驚く。シルエットは完璧で後ろ姿見るだけで価値があると思っていたけど、ロビンスのちょっとコケットな音楽性もとても上手に表現。ポルテもうまくなったね。
女の子たちの率い方、マティアスが、”よかったら一緒に来る?”とちょっとためらい気味というか控えめなのに比べ、ジェルマンは、”そりゃみんな、ぼくについてくるよねぇ”みたいな感じ。これがジョジュアだと、”さあみんな!おいでおいでー!”になるのでしょうね。ああ、ジョジュアのアン・ソルも見たい、、。
大いに盛り上がった二つの作品に続き、ボレロも拍手大喝采で幕がおりる。神秘的で幻想的な舞台の作り方に感心するけど、やっぱりボレロは音楽の力が大きいね。というか、このラヴェル特集プログラム、全て、はじめに音楽ありきで踊りが音楽にぴったり寄り添っていてとても魅惑的。ミルピエにメルシー。



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by yukinokano2 | 2017-05-10 22:52 | アート | Comments(0)

フェルメールと風俗画の巨匠たち展@ルーブル美術館(パリ)Vermeer et les maitres de la peinture de genre au Musee du Louvre Paris

30 avril 2017


Troisième bonjour a Monsieur Vermeer.


ルーヴル美術館で開催中の”フェルメール&風俗画の巨匠たち”、3度目の訪問。

今日も9時の回。9時のルーヴル前、ひと月半前の太陽はピラミッドの頂点にいたけど、今日はぐっと北側に。日がのびたねえ

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やっぱり”天秤を持つ女”が一番好き。暗めの光が織りなす静謐と神聖さがたまらない。絵の前から動けなくなる。

牛乳を注ぐ女”は、近くで見る時の頭巾の白の圧倒的な質感と、遠くから見る時の壁の白のうきあがるような存在感が見事。人が少ない時に、遠目に見るの、とてもお勧め。

あとはやっぱり”ヴァージナルの前に座る女”。フェルメールは、光を駆使したアクセサリーと髪、そして衣装の描きかたが絶品だけど、衣装の美の妙を満喫できるのが、このヴァージナルだと思う。

今日は額縁にも注目。”レース編みの女”の額縁が一番。

この展覧会、小さめの絵が多いので、他の人たちとの距離が近くなる。聞こえてくるコメントが、他の展覧会よりずっと面白いというか興味深くて、ついつい耳を傾けちゃう。

今月22日で終わっちゃう。天気がよくて早起きできれば、あと一回来よう。

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Apres Monsieur Vermeer, saluons a Monsieur Twombly ou encore a Louis XIV.

フェルメール&オランダの同時代の仲間たちを愛でたあとは、上階へ。この間までボブールでやっていたサイ・トゥオンブリー展がすごくよくて、彼が描いたルーヴルの天井画を見に行く。初めてこの天井画見た時、感動したなぁ。ジョットの青を思わせる色とデザインが、古いルーヴルの枠になんとも絶妙にマッチしている。展示物は古代ギリシャや古代ローマのブロンズで、3つの時代が共存する楽しい空間。

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同じフロアには、ルイ14世前後の時代の見事な工芸品がずらり。こちらは、建物、天井画、展示品、ともにあの時代の豪華絢爛なスタイルで統一されている。

ルーヴルは絵画や彫刻もいいけれど、工芸品、本当に素晴らしいと思う。

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シュリー翼中央から望むこの景色、大好き。
ピラミッドの両脇の建物もルーヴル。むかって左がドノン翼、右がリシュリュー翼。ルーヴルは巨大。
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http://www.louvre.fr/jp








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by yukinokano2 | 2017-05-01 20:32 | アート | Comments(0)

夏木マリさんのパリ公演(パリ1区) Spectacle de Mari Natsuki a Paris

25 avril 2017

Spectacle au Musee du Louvre au jour de fermeture & cocktail au bar de Laperouse. Très chouette soirée.
友達のお供で、夏木マリさんが主宰するMari Natsuki Terroirによる舞台「印象派NEO 不思議の国の白雪姫」パリ公演@ルーブル美術館のオーディトリウム。
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初めて見る夏木マリさんの、美しさと身体能力に圧倒される。ダンサーだ、完全に。ジヴァンシーの衣装にもうっとり。演出も夏木さん。スタイルの違う様々な要素が巧みに混ざり合った不思議な吸引力がある作品。ダンス、映像、音楽、ライティングを駆使した、シュールでアヴァンギャルドな90分は、あっという間。
こういうエクスペリメンタルな舞台を、日本でもやってるのね。
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公演も面白かったけど、休館日のルーヴル美術館にいる楽しさ、前から一度乗ってみたかったピラミッド下のオープンルーフのエレベーター初体験のワクワク、そしてアフターパーティーでの夏木さん&彼女のカンパニーの素敵なダンサー&チャーミングなご友人たちの楽しいお話を満喫。
アフターの会場は、ラペルーズのバー。フランス革命前から存在している往年の3つ星&かつての高級娼館に、久しぶりに足を踏み入れた。やっぱりここの雰囲気、圧倒的。美術館みたい。今度ゆっくりカクテル飲みに来よう。
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by yukinokano2 | 2017-04-26 22:58 | アート | Comments(0)

ピカソ美術館、オルガ・ピカソ展(パリ4区)Musee Picasso, Olga Picasso Paris 4eme

12 avril 2017

“Olga Picasso” au Musee Picasso Paris.
ドラマティックな女性遍歴で有名なピカソ。最初の正妻となったオルガは、バレエリュスのダンサーで、”パラード”つながりでピカソと出会った。結婚はうまくいかなかったもののピカソはオルガの絵をたくさん描いているし、二人の息子パウロの絵も傑作ぞろい。
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Non seulement des tableaux concernes a Olga mais aussi pas mal de documents sur elle & Ballets Russes. Intéressant pour moi.
パリで開催中の”オルガ・ピカソ”展。絵画だけでなく、ゲルギエフやコクトーたちとの写真なども豊富で、バレエリュス絡みものがたくさんあってバレエファンとしては楽しい。
それにしてもピカソってほんとに、周りの女性の命や幸せを吸い取りながら制作してるなぁ、、、。
お天気のマレ。マチュビジュによってチョコレートケーキ買って、アンファンルージュ市場によって食材買って帰ろう。
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http://www.museepicassoparis.fr




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by yukinokano2 | 2017-04-13 19:49 | アート | Comments(0)

マーグ財団美術館(サン=ポール・ド・ヴァンス)Fondation Maeght Saint Paul de Vence

10 avril 2017

Dernier jour des vacances a Cote d’Azur. Un des musées que j’aime les plus au monde.
A l’interier et l’extérieur, le bâtiment et le jardin, tout me plait ici. Merci Margritte & Aime Maeght.
ヴァカンス最終日は、サン=ポールまで足を伸ばして、マーグ財団へ。建物や庭、周囲の雰囲気まで含めて、昔からとびきりお気に入りの場所。森の中で庭をギャラリーにしているところとか雰囲気が、軽井沢のセゾン現代美術館と少し似ているね。
森の中の入り口にたどり着くと、彫刻と自然を上手に共存させた前庭と建物の造形美がまず出迎えてくれる。
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中の作品は少なめだけど、見せ方の演出がとてもチャーミング。ミロ越しに見るシャガールやボナールは、なんだかとっても可愛らしい。
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奥庭には、”ミロの迷路”と名付けられた庭が広がり、ミロ好きとしてはたまらない空間。気をつけていないと見過ごしちゃうようなところに、ブラックのステンドグラスやモザイクがあったりして、とても楽しい。

ここで、復活祭の卵探しとかやったらいいのに。ミロの卵の後ろにショコラ卵が隠れていたり、ジャコメッティの頭の上に帽子みたいに卵が乗ってたり、池に卵が浮いてたりしたら、楽しいでしょうね。
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マーグ財団はとてもセンスがよくて、ライブラリーも魅力的。扱っているポスターもいいセレクションで、うちの壁にも2枚額装してある。また欲しくなっちゃったけど、飾る場所ないし、我慢我慢。
マーグ夫妻と画家たちの友情が目に見えるような、親密感ある美術館。久しぶりに来られて嬉しかったな。パリに戻ったら、パリのギャラリー寄ってみよう。
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http://www.fondation-maeght.com



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by yukinokano2 | 2017-04-13 01:34 | アート | Comments(0)

ボザール(ジュール・シェレ)美術館 ニース Beaux Arts de Nice/ Jules Cheret

09 avril 2017

Musee des Beaux Arts de Nice, entoure par l’odeur des orangers, la joie de la vie est la.
ニース・ボザール(ジュール・シェレ美術館)。
オレンジフラワーの香りに包まれた、オレンジ色の館は、まさにコートダジュールのイメージ。イタリアンスタイルで、この館自身、この美術館最大のアートだと思う。
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ジュール・シェレとラウール・デュフィがたくさんあって、生きる喜びに満ち溢れている雰囲気が心地いい。
デュフィは正直、傑作が揃っているとは言い難いけれど、海側から入る柔らかな光を受けた絵たちは、とても心地よさげで、絵を置く場所の大切さを感じる。
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ポスターの大家だったシェレの絵は、ほんと、しあわせの化身。彼の絵のような日々を過ごしたい。
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http://www.musee-beaux-arts-nice.org







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by yukinokano2 | 2017-04-11 22:06 | アート | Comments(0)

Journal de Yukino KANO, journaliste culinaire.  パリ在住ライター加納雪乃が綴る、フランス食文化を中心にした、おいしい日々の記憶。文章&写真の無断転載禁止。
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