オペラ座バレエ プレイ Ballet de l'Opera de Paris Play
Ballet de l’Opera de Paris. Play, creation mondiale d’Alexander Ekman.
Chouette 1er acte, entracte et a la fin, après les reverences.
オペラ座バレエ、アレクサンダー・エクマンの”PLAY”。オペラ座がエクマンに初めて委託したクリエーション。春に見たノルウェイバレエの”ある白鳥”がよかったので、とても楽しみにしていた。
エクマンらしい、映画のタイトルバックみたいなオープニングに続く1幕は、名前の通りひたすら遊びっぱなし。オケピットまで張り出した造形美美しい大きな舞台で、様々な遊びを披露して楽しい。前も思ったけど、やっぱりちょっぴりエクっぽいシュールさがある。北欧のセンスなのかしら。エクマン御用達のミカエル・カールソンの音楽もなかなか素敵。
ピナの春の祭典のコンテンポラリー化みたいなアントラクトの準備の後、2幕は、1幕に比べてグッと”静”になり、面白さ半減。このコントラストにもきっと意味があるのでしょうけれど、アントラクトなし80分の”動”だけの作品にしちゃってもよかったんじゃないかな。プログラムを見ると50分&60分。でも実際は50分&40分。2幕が長すぎで飽きる、と、ギリギリで短くしたかも? そしてラストは、エクマンの代表作”ある白鳥の湖”同様、突飛でいい。
Chouette 1er acte, entracte et a la fin, après les reverences.
オペラ座バレエ、アレクサンダー・エクマンの”PLAY”。オペラ座がエクマンに初めて委託したクリエーション。春に見たノルウェイバレエの”ある白鳥”がよかったので、とても楽しみにしていた。
エクマンらしい、映画のタイトルバックみたいなオープニングに続く1幕は、名前の通りひたすら遊びっぱなし。オケピットまで張り出した造形美美しい大きな舞台で、様々な遊びを披露して楽しい。前も思ったけど、やっぱりちょっぴりエクっぽいシュールさがある。北欧のセンスなのかしら。エクマン御用達のミカエル・カールソンの音楽もなかなか素敵。
ピナの春の祭典のコンテンポラリー化みたいなアントラクトの準備の後、2幕は、1幕に比べてグッと”静”になり、面白さ半減。このコントラストにもきっと意味があるのでしょうけれど、アントラクトなし80分の”動”だけの作品にしちゃってもよかったんじゃないかな。プログラムを見ると50分&60分。でも実際は50分&40分。2幕が長すぎで飽きる、と、ギリギリで短くしたかも?
カーテンコールが終わった後、ゴスペル&バンドが流れる中、ダンサーたちが大小の風船やボールをガンガン客席に投げかけ、観客と一緒にボール遊び。観客も”遊び”に引き込んだ楽しいエンディング。2幕でぼんやりしていた観客がみんな大喜びで、最後は当然スタンディングオーヴェイション。
ダンス、とくにバレエとしての価値は”ある白鳥”のほうがいいと思うし、もったいないダンサーの使い方もしているけれど、空間使いの美的センスや音楽、インタラクティヴ性などスペクタクルとしてはそれなりに面白い。
by yukinokano2
| 2017-12-10 23:14
| アート
Journal de Yukino KANO, journaliste culinaire. パリ在住ライター加納雪乃が綴る、フランス食文化を中心にした、おいしい日々の記憶。文章&写真の無断転載禁止。
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